ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マーラティー・マーダバ」の意味・わかりやすい解説
マーラティー・マーダバ
Mālatī-Mādhava
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…彼の作品は荘重で高尚な趣を主とし,こっけい,機知の要素に乏しく,道化役の登場しないことも特徴である。代表作《マーラティーマーダバMālatīmādhava》は10幕から成り,パドマーバティー国の宰相の娘とビダルバ国の宰相の息子との恋愛がさまざまな波乱を生んで,二人がめでたく結婚する経緯を物語っている。《マハービーラチャリタMahāvīracarita》と《ウッタララーマチャリタUttararāmacarita》は大叙事詩《ラーマーヤナ》から取材した7幕の劇で,前者はラーマ王子と妃シーターの結婚から,魔王を退治して凱旋するまでの物語を主題とするが,第5幕以下は他の作者の作といわれる。…
※「マーラティー・マーダバ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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