ミカエリス

化学辞典 第2版 「ミカエリス」の解説

ミカエリス(ミハエリス)
ミカエリス(ミハエリス)
Michaelis, Leonor

ドイツの生化学者.ベルリンに生まれる.ベルリン大学で学び,O. Hertwigのもとでカエル卵割の研究を行い,1897年M.D.を取得.その後,P. Ehrlich(エールリヒ)のもとで助手を務め,ベルリンの病院で組織染色やがんに関する研究を行い,1922~1925年愛知医科大学(現在の名古屋大学医学部)の教授として教べんをとった.1926年にアメリカへ渡り,ジョンズホプキンス大学の講師となり,1929年からは,ロックフェラー医学研究所で研究を行った.1913年カナダの生化学者M.L. Mentenとともに酵素反応速度を,基質濃度と反応速度との関係によって表すミカエリス-メンテンの式を提唱した.また,1945年カリフォルニア大学から名誉博士号を授与された.ドイツ出身なのでミハエリスともいう.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android