海の事典 「みかけの酸素消費量」の解説 みかけの酸素消費量 みかけの酸素消費量。海洋中での酸素の消費量を表す尺度で、その海水の水温と塩分から決まる飽和量と実測値の差で定義される。表面海水はほぼ飽和状態にあ り、無光層に潜り込んだ後は、溶存酸素は有機物の分解に使われて減少するから、酸素の消費量はその海水が潜り込んでからの時間スケールを与える。「みか け」と言うのは、飽和量が水温・塩分の一次関数で無いので、混合過程を経た海水では本当の飽和量が分からないことによる。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by