ミキル族(読み)ミキルぞく(その他表記)Mikir

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミキル族」の意味・わかりやすい解説

ミキル族
ミキルぞく
Mikir

自称アーレン。インド,アッサム地方に住む一民族。ブラマプトラ川とチンドウィン川の間にあるミキル高原に居住。言語はチベット=ビルマ語族に属し,近隣のナーガ族やクキ族と類似した方言を話す。移動耕作を基盤とし,小集落を形成して移動生活を繰返す。村長が選出され,いくつかの村落が一つの地域会議を形成,全体は3つの地域組織と5つの外婚集団に分割されている。現在は父系制で地位は基本的に対等であるが,司祭者や戦士はある特定の氏族に属していたという伝説がある。民族の神は動物供犠により崇拝され,死者は火葬され,巨石記念物が建てられる。精霊崇拝があり,ヒンドゥー教の影響は表面的なものにすぎない。キリスト教も少し導入されている。

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