最新 地学事典 「ミクライト」の解説
ミクライト
micrite
microcrystalline calcite(微晶質方解石)の縮小語。1)生物化学的または化学的に沈殿した石灰泥。2)石灰泥あるいは極微粒の炭酸塩沈殿物や生物組織を起原とした0.004mm以下の炭酸塩微粒子。3)ほとんどが2)の微粒子からなる炭酸塩岩。ミクライトは砕屑岩における泥と同じ意義をもち,炭酸塩岩中にミクライトが多いことは流水による泥の洗い流しのない静かな環境(低エネルギー環境)を示す。ミクライトの粒径については,その定義にばらつきがあるが(0.02mm以下,R.J. Dunham, 1962;0.004mm以下,R.L.Folk, 1962;0.031mm以下,A.W.Leighton et al.,1962),一般には0.03mm以下で,薄片では不透明なものを含む。
執筆者:礒見 博・川村 寿郎
参照項目:石灰泥
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

