日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミクリ科」の意味・わかりやすい解説 ミクリ科みくりか[学] Sparganiaceae 単子葉植物。水生の多年草で、茎や葉は水に浮くか、一部が水面から抜き出る。葉はリボン状で海綿質。花は単性。雄花および雌花は多数集まって、球形の頭花をつくる。花被(かひ)片は鱗片(りんぺん)状で3~6枚あり、宿存する。雄しべは1~8本。雌しべは1本で三心皮性、子房は上位で普通一室。アフリカ中南部、南アメリカを除く世界の温帯から寒帯に広く分布し、1属約20種ある。日本には約10種分布する。[清水建美] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例