ペルー第2の都市アレキパ北方の休火山(南緯16°19′,西経71°23′)。標高5822m。非常に整った円錐形をした成層火山で,山頂部がときおり雪に覆われることがあり,在留邦人や日系ペルー人の間で〈ペルー富士〉の愛称がある。スペイン人渡来以前の原住民にとっては神聖な山の一つで,伝説や詩歌にその美しさがたたえられているという。アレキパ付近にはこのほか,チャチャニ(6075m),ピチュピチュ(5486m)などの火山があり,オクシデンタル山脈はほとんど火山および火山岩からなっている。これら火山の高い山頂は氷河で覆われている。氷河から流れ出す川は水が一年中絶えることがなく,アレキパの盆地では灌漑用水として有効に使われている。この付近の年降水量は100mm以下にすぎない。
執筆者:野上 道男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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