コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

休火山 キュウカザン

デジタル大辞泉の解説

きゅう‐かざん〔キウクワザン〕【休火山】

噴火の記録はあるが、長い間、噴火していない火山。かつて火死火山活火山とともに三つに分類していたときの一。近年この語は用いなくなった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

休火山【きゅうかざん】

現在は活動していないが,過去に活動した文献上の記録があり,今後も活動する可能性のある火山。しかし火山活動の時間スケールはたいへん長いため,現実的には活火山との区別は困難であり,誤解される恐れがあるのでこの用語は使わないようになってきている。
→関連項目死火山

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

岩石学辞典の解説

休火山

有史時代に噴火または爆発をしたことがあり,現在全く休止状態で,活動していない火山.近年はこの語は使われず,すべて活火山に含められている.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

きゅうかざん【休火山】

噴火した記録はあるが、現在噴火活動をしていない火山について、かつて用いられた語。防災上意味がないことから、近年用いられなくなった。 → 活火山死火山

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

休火山
きゅうかざん

近年は噴火しないが、噴火の記録が残されている火山。一般に、現に噴気地熱現象が認められ、ときにはその活発化や地震群発などの火山性異常現象も発生し、今後も噴火するおそれがある。ただし、この「近年」は数十年程度と解されるが、明確に定められてはいない。雲仙(うんぜん)岳、富士山、磐梯(ばんだい)山などが代表例である。しかし最近では「休火山」の語はほとんど用いられない。かつては、火山を活火山、休火山、死火山に三分する分類法が普及していたが、この分類は矛盾や不合理の点が多く、廃れた。新しい火山分類では、活火山を、まだ生きており、今後も噴火のおそれがある火山と定義し、従来の分類による活火山、休火山全部と死火山の一部までも含ませている。[諏訪 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の休火山の言及

【火山】より

…したがって古い地質時代の火山は火山噴火地点としての意味が強い。
【活火山,休火山,死火山】
 火山を,(1)現在盛んに活動中のもの,(2)噴火の記録はあるが,現在は噴火もせず,噴気・硫気活動もないもの,(3)噴火の記録は残されてなく,現在も火山活動はないが,その形や構造から火山と認定されるものに分け,(1)を活火山active volcano,(2)を休火山dormant volcano,(3)を死火山extinct volcanoと呼ぶことがある。この分類は長いこと一般に使われていたが,便宜的なもので,休火山や死火山と考えられていたものが再び活動した例はいくつもある。…

※「休火山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

休火山の関連キーワードピナカテ火山とアルタル大砂漠生物圏保存地域済州火山島と溶岩洞窟群サルファーマウンテンダマーバンド[山]ハレアカラ国立公園マウナ・ケア[山]ベラ・ラベラ[島]ダマバンド[山]チンボラソ[山]エグモント[山]パラムシル[島]シャスタ[山]ミスティ[山]レーニア[山]オーベルニュ有史時代熄火山焼け山

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android