みちびき4号

知恵蔵mini 「みちびき4号」の解説

みちびき4号

日本独自の衛星測位システムを構築するための順天頂衛星「みちびき」の4号機。「みちびき」は米国の全地球測位システム(GPS)を補完して精度を高めるもので、山間部や都心部の高層ビル街などで生じるスマートフォンなどの機器の位置情報のずれを抑え、専用の受信機との併用で、位置情報の誤差を数センチメートル以内まで小さくできるとされている。4号機は日本のほぼ真上に1日8時間とどまる軌道周回し、既に打ち上げ済みの1~3号機(3号機は静止軌道を周回)と4機体制で日本上空を24時間運用する計画。畑を耕作する無人トラクターの自動運転や小型無人機(ドローン)を使った物資輸送などへの活用が期待されている。2017年10月10日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。政府は、23年を目途に7機体制としてより正確な位置情報の測定を目指している。

(2017-10-12)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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