ミトリダト石(読み)ミトリダトせき

最新 地学事典 「ミトリダト石」の解説

ミトリダトせき
ミトリダト石

mitridatite

化学組成鉱物単斜晶系,空間群A2/a, 格子定数a1.752nm, b1.935, c1.125, β95.92°,単位格子中8分子含む。微細な葉片状結晶のノジュール状,皮殻状,土状集合。緑黄~緑~褐緑色,半透明~ほぼ不透明樹脂~土状光沢,条痕オリーブ緑色。劈開{100}に良好。硬度2.5, 比重3.2。薄片では淡緑黄~緑褐色,屈折率α1.785, β1.850, γ1.851, 2V(-)5°~10°。Mn3>Fe3がロバーツ石(robertsite),As>Pが灰砒鉄石で,同構造。リン酸塩ペグマタイト中の二次鉱物として広く産するほか,堆積岩に含まれるリン酸塩ノジュール中にも産出。日本では茨城県かすみがうら市雪入のペグマタイト,兵庫県神戸市堅田の粘土層中の分解したらん鉄鉱ノジュール中にみられる。名称は原産地ロシアのMitridat mountainに由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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