ミモザ館(読み)ミモザヤカタ

デジタル大辞泉 「ミモザ館」の意味・読み・例文・類語

ミモザやかた【ミモザ館】

《〈フランスPension Mimosas》フランスの映画。1935年作。監督はベルギー出身のフェデー。南仏の下宿屋女主人の、養子に対する情愛葛藤を描く。

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デジタル大辞泉プラス 「ミモザ館」の解説

ミモザ館

1935年製作のフランス映画。原題《Pension Mimosas》。監督:ジャック・フェデー、出演:フランソワーズ・ロゼー、ポール・ベルナール、アンドレ・アレルムほか。

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世界大百科事典(旧版)内のミモザ館の言及

【フェデル】より

…その後,アルプス山ろくの寒村を背景に少年と継母の心理的交渉を描いた《雪崩》(1923),写真屋に飾られた写真の女をもとめてさまようというジュール・ロマンのオリジナルシナリオによる〈ユナニミスム文学〉のロマンティックな映画化《面影》(1924),エミール・ゾラ原作の《テレーズ・ラカン》(1928)などをつくり,28年にはフランス国籍をとったが,ロベール・ド・フレールとフランシス・ド・クロアッセの喜劇をもとにした風刺映画《成上りの紳士たち》(1928)が議会と閣僚の威厳を非難するものとして公開禁止になり(1929年になって解除された),失意のうちにハリウッドへ渡り,グレタ・ガルボの最後のサイレント映画《接吻》(1929)を撮るとともに,ガルボ映画《アンナ・クリティ》のドイツ語版(1930)などをつくるが,ハリウッドになじめず31年に帰国した。 同じベルギー出身の脚本家シャルル・スパーク(1903‐75)との共同脚本と夫人のロゼー主演の《外人部隊》(1934),《ミモザ館》《女だけの都》(1935)は1930年代フランス映画の代表作であるにとどまらず,世界映画史を飾る作品に数えられているが,《女だけの都》はナチの侵入後ゲッベルスによって公開を禁止され,フェデルは戦争の間スイスへ避難することを余儀なくされた。そのほか,アレクサンダー・コルダに招かれてイギリスでマルレーネ・ディートリヒ主演の《鎧なき騎士》(1937),ドイツで《旅する人々》(1938)などを撮っている。…

※「ミモザ館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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