ミュンヘン工科大学(読み)ミュンヘンこうかだいがく

大学事典 「ミュンヘン工科大学」の解説

ミュンヘン工科大学[ドイツ]
ミュンヘンこうかだいがく

ドイツ南部,バイエルン州ミュンヘンにある。名称は工科となっているが,神学部,経済学部,医学部なども含む総合大学。1868年に大学の地位を有する総合技術学校として設立され,77年に工科大学(Technische Hochschule)の名称となる。1922年にミュンヘン商業大学,30年に農業・醸造大学を統合ナチスの時代,「指導者原理」の下に統制されたが,第2次世界大戦後の1946年4月に大学再開。1961年に医学部が設立されるなど拡充され,70年に名称も工科総合大学(Technische Universität)となる。1974年に従来の6学部から11学部になるなど改編された。現在,ミュンヘン,ガルヒンク,ヴァイエンシュテファンの3立地に13学部,学生数3万9600人(2016/17年冬学期)。2002年,シンガポールにドイツ科学技術研究所(GIST)を設立。エクセレンスイニシアティブ(2006年)の「エリート大学」に選定
著者: 長島啓記

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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