むくりこくり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「むくりこくり」の意味・わかりやすい解説

むくりこくり
むくりこくり / 蒙古高句麗

蒙古(もうこ)と高句麗(こうくり)との併称であるが、ときに蒙古だけをさすこともある。鎌倉中期に、蒙古と高麗連合軍日本に来攻した文永(ぶんえい)・弘安(こうあん)の役(元寇(げんこう))に際して、人々が「蒙古、高句麗の鬼がきた」といって恐れたのに始まるといわれる。のちにこれが転じて、鬼や恐ろしいもののたとえとして、泣きやまない子供をあやし脅すのに用いられ、さらに転じて、無理非道な事柄をいうようになった。

[宇田敏彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む