メタ述語(読み)メタじゅつご(その他表記)meta-predicate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メタ述語」の意味・わかりやすい解説

メタ述語
メタじゅつご
meta-predicate

人間の知識上位にあり,知識工学で処理対象とするメタ知識記述における中心要素。メタ述語を核とすることで,複数のメタ知識の比較や結合命題の証明など論理処理をしやすくなる。述語主語目的語が結合されるとができる。たとえば "Taro plays tennis."を PROLOGという人工知能用のプログラム言語で記述すると "play(taro, tennis)."と書ける。playが述語であり,その引数として主語や目的語をとる。これを一階の述語と呼ぶ。メタ述語は述語の引数が文になるものである。つまり,文の集合は事実の並んだデータベースに,メタ述語はデータベースに対する操作(追加,削除など)に相当する。

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