メチルD-グルコピラノシド(読み)メチルグルコピラノシド

化学辞典 第2版 の解説

メチル D-グルコピラノシド
メチルグルコピラノシド
methyl D-glucopyranoside

C7H14O6(194.18).メチルα-D-グルコピラノシドは,メタノール中でグルコース塩化水素を作用させることにより,少量のメチルβ-D-グルコピラノシドとともに得られる.多く化合物の合成原料として用いられる.融点168 ℃.+158.9°(水).メチルβ-D-グルコピラノシドはマツムシソウScabiosa succisaやアルファルファMedicago sativaに存在する.アセトブロモグルコースとメタノールを縮合させ,ついで脱アセチル化して合成される.融点108~110 ℃.-34.2°(水).ともに非還元性であるが,酸性加水分解でグルコースを生成する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む