改訂新版 世界大百科事典 「メフメトアーキフ」の意味・わかりやすい解説 メフメト・アーキフMehmet Ākif生没年:1873-1936 トルコの詩人。トルコ共和国国歌《独立行進曲》の作詞者。1908年の青年トルコ革命以後,自ら創刊した《真正な道》誌の主筆として多くの詩を発表,イスラム主義の旗頭として活躍した。第1次大戦後は,ケマル・アタチュルクの解放運動に参加し,国会議員にもなり,このとき《独立行進曲》を作詞した。1925年にエジプトに渡り,カイロ大学でトルコ文学を教え,36年に帰国した。執筆者:新井 政美 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「メフメトアーキフ」の意味・わかりやすい解説 メフメト・アーキフめふめとあーきふMehmet Ākif(1873―1936) トルコの詩人。トルコ共和国歌の作詞者。イスタンブールにマドラサmadrasa(イスラム神学院)教授の子として生まれる。農林省の獣医としてトルコ、バルカン、シリアなど各地を転任。1908年の「青年トルコ党革命」後、詩人に転じ、自ら創刊した『真正なる道』誌上で詩や宗教・倫理関係の論文を発表し、イスラム主義を鼓吹した。第一次世界大戦後、国会議員を務め、また、25年からカイロ大学でトルコ文学を講じた。[永田雄三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by