デジタル大辞泉 「メロ」の意味・読み・例文・類語 メロ(mero) 《〈スペイン〉mero》マジェランアイナメの市場での名。[補説]meroは、スペイン語でスズキ目ハタ科の食用魚を総称する語。マジェランアイナメは同じスズキ目もくだが科は異なる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メロ」の意味・わかりやすい解説 メロMello, Craig C. [生]1960.10.19.コネティカット,ニューヘーブンアメリカ合衆国の科学者。 1982年にブラウン大学を卒業,1990年にハーバード大学で博士号取得。フレッド・ハッチンソン癌研究所を経て,1994年にマサチューセッツ大学医学部に移り,2000年からはハワード・ヒューズ医学研究所研究員も務める。メロとアンドリュー・Z.ファイアーは共同で,特定の2本鎖 RNAを細胞中に導入するとそれに対応する遺伝子の機能が抑制される「RNA干渉」という現象を発見,1998年『ネイチャー』に論文を発表した。このリボ核酸 RNAが遺伝子の働きを抑える現象は,植物,動物,あるいは人でも一般的に起こっており,遺伝子の活動を調節したりウイルスの感染を防いだりしていることがわかってきた。 RNA干渉は特定の遺伝子の働きを止めるという基礎的な実験手法として定着しているほか,エイズや癌,肝炎といった病気に対する治療法の開発の可能性もある。 RNA干渉の発見を評価され,ファイアーとともに 2006年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報