最新 地学事典 「モササウルス類」の解説
モササウルスるい
モササウルス類
学◆Mosasauridae 英◆mosasaurus
トカゲとヘビが構成する有鱗類に起源をもつ,白亜紀後期の海生爬虫類。70種以上が知られ,化石は南極も含む全大陸から産出。全長は小型種で3メートル前後,大型種では12メートル。種によってさまざまな形質の歯を進化させることで食性も多様化した。最も一般的な獲物は硬骨魚であったが,大型種になると鳥類・ウミガメ・首長竜,小型のモササウルス類なども捕食した。また二枚貝を主食とするモササウルス類も進化した。近年,捕食行動とは異なる同種個体間における噛み合いの例も報告されており,個体間で何らかのコミュニケーションがあったことが示唆される。日本では北海道を中心に40点以上の標本化石が知られ,タニファサウルス・ミカサエンシスやフォスフォロサウルス・ポンペテレガンスなど日本独自のモササウルス類が繁栄していた。白亜紀末期に絶滅。
執筆者:小西 卓也
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

