もじばり

精選版 日本国語大辞典 「もじばり」の意味・読み・例文・類語

もじ‐ばりもぢ‥張・子張】

  1. 〘 名詞 〙 絹や麻などで目をあらく織った布を張ること。内から外を透かして見るのが本来目的であるが、歌舞伎大道具などでは、内部をすかして見せるときに用いる。タバコ盆などの漆器では、張った上から漆をかける。
    1. [初出の実例]「(モヂ)ばりの窓よりほのかに面影これゆかしく」(出典浮世草子・俗つれづれ(1695)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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