デジタル大辞泉 の解説 モバイル‐ワイファイルーター【モバイルWi-Fiルーター】 《mobile Wi-Fi router》携帯電話などの通信網と無線LANを中継する小型軽量の通信機器。無線LANアクセスポイントがなくても、ノートパソコンやタブレット型端末にWi-Fi機能があれば、4G・5GもしくはWiMAXの通信エリア内でインターネットに接続することができる。モバイルルーター。Wi-Fiモバイルルーター。モバイル無線LANルーター。ポータブルルーター。ポータブルWi-Fiルーター。ポータブル無線LANルーター。ポータブル無線ルーター。ポケット型Wi-Fi。[補説]Pocket WiFiポケットワイファイは商標名。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵 の解説 モバイルWiFiルーター 携帯電話などのモバイル通信回線を用いて、インターネットに接続する可搬型のルーター。ルーターを介して、端末として使いたいPCなどの情報機器をWiFi(無線LAN)で接続することができる。 固定回線用では光回線やADSL回線を使って、複数の機器をインターネットに接続することが可能な、ブロードバンド・ルーターが一般的である。しかし、移動や外出中などにインターネット接続を行う場合には、端末機器それぞれについて個別にモバイル回線を用意する必要があった。ノートPCやゲーム機、iPadなどの情報端末など、インターネット接続が必要な情報機器が増えるにつれ、それぞれの機器に通信機能を用意することは、経済的にも物理的にも不都合が生じる。そこで登場したのがモバイルWiFiルーターである。 モバイルWiFiルーターは、HSDPAなどのモバイルブロードバンド(高速データ通信)とモデム機能を組み合わせてインターネット接続を実現している。さらに、WiFi機能に加え、複数機器にインターネット接続を提供するためのルーター機能を持つ。モバイル通信回外の利用以外に、LANが利用できる環境ではブロードバンド・ルーターと同様にケーブル接続でWiFiルーターとして機能するものや、フリースポットなどの無線LANアクセスポイントの接続データを保存し、個々の端末で認証する手間を省ける機能を持ったものも存在している。 モバイルで使うものでありながら、インターネット接続が推奨される機器の種類が増え、それらの価格も下落し広く普及したことから、複数のモバイル機器を外出先でインターネットに接続したいという欲求が高まったことが、モバイルWiFiルーター登場の背景にある。iPadのようなモバイル回線に指定がある端末も、WiFi接続を利用すれば自由に利用できることも、関心が高まっている一因である。個々のデバイスにモバイル通信機能を用意するには、ハードウェアの価格もさることながら、ランニングコストが増大するという問題がある。そのため、ルーター機能を持ち複数機器をサポートしながらも、モバイル回線は一つで済むというメリットがあるモバイルWiFiルーターの需要が高まった。WiFiはケーブルの存在を意識せずワイヤレスで運用できるので、モバイルWiFiルーターをカバンやポケットの中に入れたままでその存在を意識せずにモバイル運用できるうえ、自宅やオフィスでも個々の端末のWiFi環境を変更せずにシームレスな運用が可能というメリットがある。 (佐橋慶信 ライター / 2010年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by
IT用語がわかる辞典 の解説 モバイルワイファイルーター【モバイルWi-Fiルーター】 携帯電話などの通信回線を利用してインターネットに接続する、持ち運びができる小型の無線LANルーター。多く充電池を内蔵しており、電源のない屋内外どこでも無線LAN環境を得ることができ、複数の機器を同時にインターネットに接続することができる。◇「モバイル無線LANルーター」「モバイルルーター」ともいう。 出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報 Sponserd by