モヒカン族の最後(読み)モヒカンゾクノサイゴ

デジタル大辞泉 「モヒカン族の最後」の意味・読み・例文・類語

モヒカンぞくのさいご【モヒカン族の最後】

原題The Last of the Mohicansクーパー小説。1826年刊。全5部からなる連作小説「革脚絆かわきゃはん物語」の第2部。1920年のクラレンス=ブラウン監督作品をはじめ、複数回にわたり映画化されている。

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デジタル大辞泉プラス 「モヒカン族の最後」の解説

モヒカン族の最後〔映画:1920年〕

1920年製作のアメリカ映画。原題《The Last of the Mohicans》。ジェームズ・フェニモア・クーパーの小説の映画化。監督:モーリス・トゥールヌール、クラレンス・ブラウン、出演:ウォーレス・ビアリー、アルバート・ロスコー、バーバラ・ベッドフォード、リリアン・ホールほか。

モヒカン族の最後〔映画:1936年〕

1936年製作のアメリカ映画。原題《The Last of the Mohicans》。ジェームズ・フェニモア・クーパーの小説の映画化。監督:ジョージ・B・セイツ、出演:ランドルフスコット、ビニー・バーンズ、ヘザー・エンジェルほか。

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世界大百科事典(旧版)内のモヒカン族の最後の言及

【西部劇】より

…正義のヒーローが悪漢どもを倒し,ヒロインを救うという勧善懲悪のパターンで,大人気を博し,やがて〈ホース・オペラhorse opera〉と呼ばれるB級西部劇,トム・ミックスやバック・ジョーンズから〈歌うカウボーイ〉と呼ばれたジーン・オートリーやロイ・ロジャーズに至るお子さま向け西部劇の原型になった。 リアリズム志向の西部劇は,インディアンと白人の混血児の悲劇を描いたセシル・B.デミル監督《スコウマン》(1913),虐げられつつ滅びゆくインディアンの悲哀を描いたモーリス・トゥールヌール監督《モヒカン族の最後》(1920)やジョージ・B.サイツ監督《滅びゆく民族》(1926)といった人種問題に目を向けた作品や,《鬼火ロウドン》(1918)あたりから《曠原の志士》(1925)に至るウィリアム・S.ハート監督の人間味と詩情のあふれる〈ハート西部劇〉や,開拓民のキャラバン隊の大移動を描いたジェームズ・クルーズ監督《幌馬車》(1923)や鉄道建設を描いたジョン・フォード監督《アイアン・ホース》(1924)といった西部開拓史そのものに取材した〈叙事詩〉的大作に受け継がれた。1930年には早くも70ミリ作品に挑んだラオール・ウォルシュ監督《ビッグ・トレイル》,そしてオクラホマ20年の開拓史をつづったウェズリー・ラッグルズ監督《シマロン》(1931)のような大作がつくられている。…

【レザーストッキング物語】より

…アメリカの小説家J.F.クーパーの《開拓者》(1823),《モヒカン族の最後の者》(1826),《大草原》(1827),《探検者》(1840),《鹿狩り人》(1841)からなる5部作。共通する主人公のナティ・バンポーがいつも革脚絆を着用している姿から,このシリーズの名称が生まれた。…

※「モヒカン族の最後」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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