モルセラ(読み)もるせら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モルセラ」の意味・わかりやすい解説

モルセラ
Moluccella laevis; bells-of-Ireland; Molucca balm; shellflower

シソ科モルセラ属の総称で地中海沿岸に4種が分布するが,一般にはカイガラサルビア (モルセラ・ラエビス) をさす。葉は対生。円形で鈍鋸歯状の切れ込みが入り,長い葉柄がある。直径 3cmほどの杯状の萼 (がく) に特徴があり,輪散花序に多数つく。その中心部につく白い花は小さく目立たない。草丈は 40~90cm。切り花やドライフラワー用に栽培される。日当りのよい砂質土壌が適する。夏期冷涼で乾燥ぎみの環境以外では栽培はむずかしい。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「モルセラ」の意味・わかりやすい解説

モルセラ
もるせら

カイガラサルビア

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