20世紀西洋人名事典 「モーリスオーリウ」の解説
モーリス オーリウ
Maurice Hauriou
1856 - 1929
フランスの公法学者。
元・トゥールーズ大学教授。
シャラント県ラディーユ生まれ。
社会学を基礎にした法理論を提唱し、デュギーとともに当時のフランス公法学会を代表した。カトリック教徒で、伝統的自由主義、個人主義哲学を基礎に社会発展における個人の役割を強調し、法人格論を再構成することを提唱し、「制度の理論」を打ち立て、主著「公法原論」(1910年)で新たな公法理論を確立し、行政法の領域に影響を与えた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報