20世紀西洋人名事典 「モーリスブデル」の解説
モーリス ブデル
Maurice Bedel
1883.(1884.説あり) - 1954.(1957.説あり)
フランスの作家。
パリ生まれ。
軍医少佐として第一次大戦に出征し負傷。ヨーロッパ各地を旅行。作品は軽い皮肉な筆による明るい風刺が特長。1927年スカンジナヴィアの風俗をユーモラスに風刺した「北緯60度のジェローム」でゴンクール賞を受賞。’34年ルーマニアの戦士を描いた「コナン隊長」を発表。他の作品に小説「新理想郷」(’34年)、「アポロの月桂樹」(’37年)、「人間の運命」(’48年)、「ジェロームの米国旅行」(’53年)、論文「千ヘクタールの地理」(’53年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報