やあい(読み)ヤアイ

デジタル大辞泉の解説

やあい

[感]
遠くの者や目下の者などに対して発する呼びかけの語。おおい。「やあい、出てこい」
からかったり、はやしたてたりするときに発する語。「泣き虫、やあいやあい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

やあい

やいの転
遠くの人に呼び掛ける語。
はやしたてる時に発する語。 -、弱虫

やあい

終助
終助詞やいの転。中世後期以降の語
文末にあって、体言や動詞の終止形・命令形に付く。
呼び掛けるのに用いる。大声で遠くにいる者に言う場合などに多く用いる。 市太郎- 早く戻って来い-
相手に対し、強く言い放つ時に用いる。親しみや軽蔑の意をこめて言う場合などに多く用いる。 よせ- よく聞け-、物うりよ/狂言・連歌十徳 天正本

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

やあい

[1]
① 「やい(二)①」の変化した語。聞き手に強く働きかける時に用いる。
※天正本狂言・連歌の十徳(室町末‐近世初)「よく聞やあひ物うりよ。今は帰るぞ米うりよと」
② 「やい(二)②」の変化した語。人などを表わ体言を受け、呼びかけたりする時に用いる。
滑稽本・八笑人(1820‐49)三「『ワアイぼくねんじんヤアイ』『のろまヤアイ』『まぬけヤアイ』」
[2] 〘感動〙 ((一)からじて)
① 大声で遠くに呼びかける時にいうことば。おおい。
※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)五「大ごへあげて『ヤアイヤアイ。たすけてくれ』」
② 相手をからかうなどしてはやしたてる時にいうことば。
※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)八「橋の上より往来の人立とまりて『ヤアイヤアイ〈略〉あほよあほよ』」

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