やうれ(読み)ヤウレ

デジタル大辞泉 「やうれ」の意味・読み・例文・類語

や‐うれ

[感]感動詞「や」+二人称人代名詞「うれ」から》目下の者に呼びかける語。やい、おまえ。おい。
「―、御前の辺にて見て」〈宇治拾遺・一一〉

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関連語 実例 出典

精選版 日本国語大辞典 「やうれ」の意味・読み・例文・類語

や‐うれ

  1. 〘 感動詞 〙 ( 感動詞「や」に対称代名詞「うれ」が付いてできたもの ) 目下の者に対し呼びかける語。やいおのれ。おい。やおれ。
    1. [初出の実例]「やうれ、をのれらもきけ。人の流さるる事は皆歎にてあれ共、為朝は悦ぞ」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)下)

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