やおれ(読み)ヤオレ

デジタル大辞泉 「やおれ」の意味・読み・例文・類語

や‐おれ

[感]感動詞「や」+二人称人代名詞「おれ」から》「やうれ」に同じ。
「―景季、汝が所存も」〈浄・盛衰記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「やおれ」の意味・読み・例文・類語

や‐おれ

  1. 〘 感動詞 〙 ( 感動詞「や」に対称代名詞「おれ」が付いてできたもの ) =やうれ
    1. [初出の実例]「やをれ、おのれ年ごろ付つかへて、させる思ひ出もなくて止なんこそ不便なれ」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android