ヤマハ125YA-1型

日本の自動車技術240選 「ヤマハ125YA-1型」の解説

ヤマハ 125 YA-1型

ヤマハ発動機株式会社にとって原点となる第一号モデル。1955年の富士登山、浅間火山レールで上位を独占して脚光を浴びた。性能面だけでなくデザイン、仕上げも念入りに作られ、細身車体と栗茶色のタンクに特徴があり \" 赤トンボ \" の愛称で呼ばれた。日本車として初めてのプライマリー始動方式を採用した。それまでのモーターサイクルでは、キックギアからトランスミッションギアを経由してメインアクスルを回す構造なので、エンジン始動時はトランスミッションを必ずニュートラル位置とし、クラッチを切らずにキックする必要があった。プライマリキック始動方式はキックアイドルギア、キックピニオンを設け、これらを介してプライマリドリブンギア(減速大歯車)を回す機構をもたせたもので、クラッチを切ればトランスミッションギアがどの位置にあってもエンジン始動を始動させることができる。現在では極めてポピュラーな機構になっている。保管場所ヤマハ発動機株式会社 コミュニケーションプラザ (〒438-8501 静岡県磐田市新貝2500)
製作(製造)年1955
製作者(社)日本楽器製造株式会社
資料の種類量産品
現状展示(静態)・公開
車名ヤマハ125
型式YA-1
会社名日本楽器製造(株)
車種・用途オンロードスポーツ
実車所在/模型コミュニケーションプラザ
製作開始年1955
設計者日本楽器製造(株)
スタイルスポーツ
乗員2名
車両重量105.5kg
前軸重46kg
後軸重59.5kg
エピソード・話題性ヤマハ発動機(株)第一号モデル富士登山レース、浅間火山レースで上位を独占
全長1.980mm
全幅660mm
全高925mm
前照灯6V25W
タイヤサイズ(前)2.75-19-2P
タイヤサイズ(後)2.75-19-4P
懸架方式(前)コイルスプリング
懸架方式(後)コイルスプリング
軸距1,290mm
ブレーキ(前)手動内拡式
ブレーキ(後)足動内拡式
種類空冷2サイクル
気筒配列1気筒
気化器アマールM20
内径x行程52×58mm
排気量123cc
点火系イグニッションダイナモ
最高出力/回転数5.5HP/5,000r.p.m
潤滑方式混合潤滑
始動方式キック式
燃料タンク容量9.5l
変速機常時噛合前進4段
動力伝達方式歯車/チェーン
クラッチ形式湿式多板式
その他事項最高速度:76km/h;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

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