日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヤマル半島」の意味・わかりやすい解説 ヤマル半島やまるはんとうПолуострова Ямал/Poluostrova Yamal ロシア連邦、西シベリア北部、チュメニ州のヤマロ・ネネツ自治管区にある半島。ヤマルはネネツ語で「地の果て」の意味。長さ約700キロメートル、最大幅240キロメートル、面積12万2000平方キロメートル。西岸はカラ海のバイダラツカヤ湾、東岸および南岸はオビ湾に面している。北にはマリギン海峡を挟んでベールイ島がある。低平で(最高地点は標高84メートル)、湖や湿地が多い。ほぼ全域がツンドラに覆われている。オビ湾岸にノーブイポルト港がある。[宇根 寛] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヤマル半島」の意味・わかりやすい解説 ヤマル半島ヤマルはんとうpoluostrov Yamal ロシア中部,西シベリア北部,ヤマロネネツ自治管区にある半島。カラ海に約 750km突出し,西はバイダラツカヤ湾,東はオビ湾に面する。面積約 12万 2000km2。一部に標高 70~90mの氷堆石丘があるが,全体に低平で,湖や湿地帯が広く分布し,北部,中部はツンドラ地帯,南部は森林ツンドラ地帯に入る。トナカイ飼育,狩猟,漁業が行われ,天然ガスを産する。半島基部のオビ湾岸にノーブイポルト港がある。北端沖に狭い海峡をへだててベールイ島がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by