ユキガガンボ(その他表記)Chionea nipponica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユキガガンボ」の意味・わかりやすい解説

ユキガガンボ
Chionea nipponica

双翅目ヒメガガンボ科。ニッポンユキガガンボクモガタガガンボともいう。体長 5.5~6mm。体は褐色,短太で,一見クモに似ている。腹部は雌では細長いが,雄ではきわめて短く,巨大な鋏状の把握器をもつ。肢はがんじょうで長く,特に後肢腿節は太く,棍棒状であるが,脛節以下は細い。翅は完全に退化するが,平均棍は発達し,乳白色を呈する。雌の産卵管は長く突出する。成虫冬季に出現し,積雪上にみられる。北海道,本州山地に産する。 (→双翅類 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む