ユトレヒトの詩篇(読み)ユトレヒトのしへん(その他表記)Utrecht Psalter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユトレヒトの詩篇」の意味・わかりやすい解説

ユトレヒトの詩篇
ユトレヒトのしへん
Utrecht Psalter

カロリング朝時代の聖書の写本。フランスのランス派によって 820年頃に制作された。全 91葉の羊皮紙に『詩篇』 151章と外典の断編が筆写され,各ページに1~2ヵ所ペン素描による挿絵が描かれていて,精彩にあふれる図像表現と的確な物語描写によって知られている。おそらくイタリアの初期中世写本と同じ系列に属するラテン語『詩篇』,または他の聖書写本の図像をもとにして,何人かの手で描かれたものと考えられる。ユトレヒト国立大学図書館所蔵。

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