朝日日本歴史人物事典 「ユースデン」の解説
ユースデン
幕末の箱館駐箚英国領事官。初めて箱館に着任したのは,初代領事ホジソンが罷免されて日本を去ったのちの文久1(1861)年で,副領事代理として箱館の居留地問題を処理。その後慶応3(1867)年に領事代理として再度来箱し明治13(1880)年まで滞在。函館公園の創設や貧しい人々のために無月謝の鶴岡学校創立に尽力するなど,明治初期の函館の街づくりにも貢献した。
(紺野哲也)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報