普及版 字通 「ヨウ・あがる」の読み・字形・画数・意味
18画
[字訓] あがる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は昜(よう)。昜は玉光の放射する形で、陽気の発する意。〔説文〕十三下に「風の飛揚するなり」とあり、風で飛揚することをいう。またその風をいう。揚と通用する。
[訓義]
1. あげる、あがる、ふきあげる。
2. あらわれる、おこる。
3. あきらかにする、ほめる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 比呂己留(ひろごる)、、豆牟志加世(つむじかぜ)〔名義抄〕 アガル・アグ・ノブ・アキラカニ・アラハス・オコル・ヒルガヘル・ツムジカゼ 〔字鏡集〕 ノブ・キク・アグ・アラハス・ヒルガヘス・アキラカニ・アガル・カゼノトブ・アラムス・オコス
[語系]
・揚jiangは同声。〔書、益稷〕「陶(かうえう)拜手稽首して言す」を〔史記、夏紀〕に引いて「揚言」に作る。陽・暘jiangもみな同声の語である。
[熟語]
逸▶・栄▶・下▶・去▶・空▶・言▶・声▶・扇▶・帆▶・▶・籃▶
[下接語]
揮・軽・激・高・震・声・霜・騰・波・簸・飛・飄・悠
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報