精選版 日本国語大辞典 「よも」の意味・読み・例文・類語
よも
〘副〙 確定的ではないが、そのようなことはまさかあるまいという予測を表わす語。まさか。よもや。
※竹取(9C末‐10C初)「あひたたかはんとす共かの国のひときはたけき心つかふ人もよもあらじ」
※宇治拾遺(1221頃)七「観音はからはせ給ことなれば、よもむなしくてはやまじと、思ひゐたるほどに」
(ロ) (打消の語を伴わず、反語的に) まさかそのようなことがあろうか、ないであろう。
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