ライトエダ(英語表記)Wright Eda Hannah

20世紀日本人名事典 「ライトエダ」の解説

ライト エダ
Wright Eda Hannah

07の宣教師(聖公会),救癩事業家 回春病院第2代院長。



国籍
イギリス

生年
1870年2月13日

没年
1950年2月26日

出生地
ロンドン

経歴
幼い時両親を失い、伯母のハンナ・リデルに引きとられて成長する。1896年リデルが行っていた日本のハンセン病患者救済の事業を助けるため来日。伝道や現状視察で国内を歴訪。1932年リデル亡き後、熊本市の癩病院・回春病院(リデル・ライト記念老人ホームの前身)を引き継ぐ。第二次大戦下の’41年71歳の時スパイ容疑で国外退去命令を受けオーストラリアに渡航。終戦後’48年78歳の時再来日。国立癩療養所恵楓園で患者と起居を共にし“救癩の母”と慕われた。’50年80歳で死去遺骨はリデルが患者のために建てた納骨堂に納められた。病院のあった場所にリデル・ライト記念老人ホームが建てられ、’92年二人の顕彰会が発足、敷地内の日本で初めて建てられた癩菌研究所跡がリデル・ライト記念館として整備される。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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