ラザルス分類群(読み)らざるすぶんるいぐん(その他表記)Lazarus taxa

知恵蔵 「ラザルス分類群」の解説

ラザルス分類群

ある時に化石の記録から消えて絶滅したようにみえるが、後の時代になって再び出現する分類群のこと。一般に本来の個体群の大きさが極めて小さくなった場合、個体が化石となって保存される確率も低くなる。環境条件が悪化すると、生物はそれまでの生息地から離れて、新天地を探して生存し続けることがある。このような場合、広域の野外調査や文献調査が徹底していないと、その分類群は絶滅したものだと認定されがちである。ラザルスとは、『新約聖書』のヨハネ福音書11章と12章に記述されている人物。ベタニアの姉妹マリアとマルタの弟ラザロのことで、イエス奇跡により死から蘇ったとされる話にちなんだ用語

(小畠郁生 国立科学博物館名誉館員 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む