ラティトゥーディナリアニズム(その他表記)latitudinarianism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ラティトゥーディナリアニズム
latitudinarianism

17世紀のオランダ神学者 J.アルメニウスのいわゆる自由主義的な見解の影響で,イギリス国教会内で教理,教会組織,典礼などをそれほど重視しない態度をとった 17世紀の国教会牧師たちの考え方に対して同教会の保守的な人々が与えた名称信仰実践が正統的ではなく弛緩的 latitudinarianであると難じたのであるが,この自由主義は,19世紀のイギリス国教会における広教会運動の先駆となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む