イギリス国教会(読み)イギリスコッキョウカイ

デジタル大辞泉 「イギリス国教会」の意味・読み・例文・類語

イギリス‐こっきょうかい〔‐コクケウクワイ〕【イギリス国教会】

1534年、ローマ教会カトリック)から独立したイギリス国教会。ヘンリー8世制定首長令により、国王を最高首長として成立プロテスタントに属するが、カトリック的儀礼・教義を残している。英国国教会イングランド教会アングリカンチャーチCE(Church of England)。→聖公会

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旺文社世界史事典 三訂版 「イギリス国教会」の解説

イギリス国教会
イギリスこっきょうかい
Anglican Church

1534年ヘンリ8世の首長法によりローマ−カトリック教会から分離して成立したイギリス独自の教会
国王を教会の長とするが,実務上はカンタベリ大司教が最高責任者。教義は,当初カトリックとほとんど変わらなかったが,1549年の次王エドワード6世による一般祈禱書の制定発布でルター派やカルヴァン派の要素を取り入れて新教化が進んだ。その後,1559年のエリザベス1世による統一法の制定で国教会が確立された。しかし,主教制度などカトリックに似た制度を継承しているため,こうした教義や制度の不徹底さに反発して,その後,メソジスト派などが分離した。日本では聖公会と呼ばれる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イギリス国教会」の意味・わかりやすい解説

イギリス国教会
イギリスこっきょうかい

「アングリカン・チャーチ」のページをご覧ください。

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