ラドヴァンカラジッチ(英語表記)Radovan Karadžić

現代外国人名録2016 「ラドヴァンカラジッチ」の解説

ラドヴァン カラジッチ
Radovan Karadžić

職業・肩書
政治家,精神科医,詩人 元セルビア民主党(SDS)党首 セルビア人勢力指導者

国籍
セルビア

生年月日
1945年6月19日

出生地
ユーゴスラビア・モンテネグロ共和国ペトニツァ村(モンテネグロ)

学歴
サラエボ大学医学部卒,コロンビア大学(米国)

受賞
ショーロホフ文学賞(ロシア)〔1994年〕

経歴
1960年サラエボへ移住。妻とともに精神科医。2人の子供も医学の道へ。詩人としての評価も高くこれまでに4冊の詩集を出す。1989年の東欧改革でユーゴスラビア連邦内の民族紛争が再燃して以来セルビア民族主義者として活動。’90年6月ボスニア内のセルビア人の主権を求めたセルビア民主党(SDS)を結成し、以来議長(党首)を務めた。セルビア系住民を率いてイスラム系およびクロアチア住民と激しい戦闘(ボスニア紛争)を繰り返すなど、一貫して強硬な路線をとり続けた。’92年12月ボスニア内で独立を宣言した“ボスニア・セルビア人共和国”の“大統領”に就任。’95年4月旧ユーゴ国際戦犯法廷(ICTY,オランダ・ハーグ)から大量虐殺(ジェノサイド)や人権侵害の容疑者として指名され、’96年国際逮捕状が出された。6月にはSDS党首に再選出されるが、同月30日“大統領”を辞任7月に政界引退を表明後、姿を隠していた。2008年7月セルビア治安部隊により同国で拘束され、旧ユーゴ国際戦犯法廷に移送され、公判中。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android