ラナトシドC(読み)ラナトシドシー(その他表記)lanatoside C

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラナトシドC」の意味・わかりやすい解説

ラナトシドC
ラナトシドシー
lanatoside C

ゴマノハグサ科のケジギタリス Digitalis lanataの葉に含まれる天然配糖体の一つ。これを脱アセチル化したものはデスラノシド,さらにグルコース脱離したものはジゴキシンという。作用は他のジギタリス配糖体と同様で,心筋の収縮力増強,心拍出量増加,刺激伝導抑制,心拍数減少に基づく強心作用および利尿作用をする。速効性で,かつ他のジギタリス配糖体より安全域が広いが,腸管吸収は悪く,一定しないのが欠点である。副作用は,嘔吐不整脈などがある。低カリウム血症があると毒性が増強するので,サイアザイド利尿剤などとの併用には注意を要する。なお,デスラノシドはラナトシドと類似で安定な作用をする。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

夏の暑さに体が慣れること。数日から数十日間で起こる短期暑熱順化と、数年または数世代にかけて起こる長期暑熱順化とがある。→寒冷順化[補説]近年では、冷房設備の普及にともない短期暑熱順化が起こりにくくなっ...

暑熱順化の用語解説を読む