ラブールベニア類(読み)ラブールベニアるい(その他表記)Laboulbenia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラブールベニア類」の意味・わかりやすい解説

ラブールベニア類
ラブールベニアるい
Laboulbenia

子嚢菌類虫生菌目ラブールベニア科の菌類。この類は甲虫類オサムシ科のものをはじめとして,アリ類,ハエ類などの昆虫およびクモ類の体表に着生するという特殊な生態をもっている。体の大きさは多くは 1mm以下であるが,その形態はむしろ高等で,菌体の最下端の細胞が甲虫などのキチン質の外皮膜に植込まれたように着生し,それから数個の菌体の細胞が伸びて,その上に造果器と造精器とができる。造果器の先端からは受精毛が伸び,造精器中に生じた不動の雄性細胞はその上に運ばれて受精が起り,その結果,造果器は被子器となる。この類は今日までに約 130属 1500種が記録され,4科に分類されている。なかでもラブールベニア属は最大の属で 400種にも上り,最も普通に分布する。

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