ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラマ・マニ」の意味・わかりやすい解説 ラマ・マニBla ma maṇi チベットの巡回物語師。近世,チベット暦3月中旬頃,毎年ラサに現れ,サカダワ祭までの1ヵ月間,大道で仏教説話を掛絵で示しながら独特の節回しで語り聞かせて報酬を請うた。物語の合間にロカ地方特産の竹ペンや,マナサロワール湖でとれた薬用の干魚を売る。僧形をしているが,在家の農民といわれる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報