ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラミロ1世」の意味・わかりやすい解説
ラミロ1世
ラミロいっせい
Ramiro I
[没]1063.5.8. グラウス
アラゴン王国初代の王 (在位 1035~63) 。ナバラ (パンプロナ) 王国のサンチョ3世 (大王)の庶子。大王の生前からアラゴンの統治をまかされ (11) ,父の意志でアラゴン王となった。彼の兄弟ゴンサロの死 (38) によりソブラルベ,リバゴルサ伯領をアラゴン王国に併合した。また異母兄弟のナバラ王ガルシア4世 (ガルシア・サンチェス3世) を攻撃したが失敗 (43) 。アラゴン北部の大部分の渓谷をムーア人の支配から回復し,ムーア人に支配されていたウエスカ,サラゴサ,レリダなどをアラゴンの属国とした。サラゴサでの戦いでイスラム軍に殺された。
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