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七時雨山 ななしぐれやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

七時雨山
ななしぐれやま

岩手県北西部,八幡平市東部にある火山。標高 1063m。八幡平から分岐して東に延びる火山列の一つで,火山噴出物からなるなだらかな広い裾野をもつ。かつてこの山麓に陸奥北部と出羽北部を結ぶ「流霰路 (ながれしぐれみち) 」が通じていた。盛岡藩時代は尾去沢鉱山 (秋田県) -盛岡間の輸送路として使われ,南麓の寺田は宿場集落として栄えた。 1878年平館より松尾,荒沢を経由する津軽街道の改良によって流霰路は衰退。広い裾野は古くから南部馬の産地。近年は酪農業が発達。

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デジタル大辞泉の解説

ななしぐれ‐やま【七時雨山】

岩手県北西部、八幡平(はちまんたい)市にある山。標高1063メートル。山麓には牛馬放牧地が広がる。名の由来は、一日に七度も時雨が降るほど天候が変化することからという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

七時雨山
ななしぐれやま

岩手県北西部、八幡平(はちまんたい)市にある山。標高1063メートル。八幡平から分岐する七時雨火山横列で、なだらかな裾野(すその)を引いている。山麓(さんろく)は古くから南部(なんぶ)馬の産地であった。北麓の田代平(たしろたい)は草地で放牧場となっており、酪農も盛ん。なお、古代には山麓を陸奥(むつ)と出羽(でわ)を結ぶ流霰路(ながれしぐれみち)とよばれる道路が通じていたという。江戸時代には盛岡、平館(たいらだて)、寺田を経て荒屋(八幡平市)に至る道が通り、南麓の寺田は宿場集落として栄えた。[川本忠平]

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