ラメッセウム(英語表記)Ramesseum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラメッセウム」の意味・わかりやすい解説

ラメッセウム
Ramesseum

古代エジプト第 19王朝の王ラムセス2世 (在位前 1304~1237) の葬祭殿テーベのナイル川西岸に位置する。塔門,第2中庭の柱廊の一部,多柱室などが比較的よく残っているが,第1中庭に倒れている花崗岩製巨像は高さが 18m,重さ約 1000tと推定され,おそらくエジプト最大のものであろう。第2中庭の東壁に刻まれた浮彫は,同王のカデシュ戦いを描いたものである。葬祭殿背後には,宮殿倉庫遺構が残っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android