ラレンティア(その他表記)Larentia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラレンティア」の意味・わかりやすい解説

ラレンティア
Larentia

古代ローマの女神。その前身については2説あり,一伝によれば,羊飼いファウストゥルスの妻で,夫が拾ってきたロムルスとレムスを,自身の 12人の子と一緒に育てたという。別伝によれば,名高い娼婦であったが,ヘラクレス一夜を過したところが,満足したヘラクレスは彼女に,神殿を出て最初に会う男のあとをどこまでもついていくようすすめた。この言に従ったところ,ラレンティアは老富豪タルティウスの妻となり,やがて彼が死ぬとその遺産を相続してすこぶる富裕になった。彼女は死ぬとき,財産をすべてローマの民衆に遺贈し,感謝した民衆に以後女神として祀られることになったという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む