ランタン石(読み)ランタンせき

最新 地学事典 「ランタン石」の解説

ランタンせき
ランタン石

lanthanite-(La)

化学組成La2(CO33・8H2Oの鉱物直方晶系,空間群Pbnb, 格子定数a0.9504nm, b1.6943, c0.8937, 単位格子中4分子含む。板状・細粒状・土状・雲母状,双晶(101)上。劈開{010}完全雲母状,硬度2.5~3,比重2.6~2.8。真珠光沢,無色~白・桃・黄色。透明。薄片中無色,屈折率α1.52, β1.587, γ1.613, 2V(-)~63°, 光分散rv弱酸に可溶。スウェーデンBastnäs鉱山でセライト表面の皮膜として初産。主成分にちなみ命名イオン半径大の軽希土に富み,セリウムランタン石,ネオジムランタン石も知られる。炭酸イオンと水分子がLaに配位,(010)に平行な平面的な層状構造は,層間にも存在する水分子を介した水素結合のみにより結ばれ,完全な劈開が観察される。結晶構造が希土類のイオン半径に大きく影響されるため,イオン半径の小さいYや重希土を主成分とする種は未知。テンゲル石とは対比的。

執筆者:

参照項目:テンゲル石

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 吉井

《モスクワに遠征したナポレオンが、冬の寒さと雪が原因で敗れたところから》冬の厳しい寒さをいう語。また、寒くて厳しい冬のこと。「冬将軍の訪れ」《季 冬》...

冬将軍の用語解説を読む