現代外国人名録2016 「ラーパイ・センロー」の解説
ラーパイ・センロー
Lahpai Seng Raw
- 職業・肩書
- 人権活動家 メッタ(慈愛)開発財団創設者
- 国籍
- ミャンマー
- 出生地
- カチン州
- 学歴
- ヤンゴン大学卒
- 受賞
- マグサイサイ賞〔2013年〕
- 経歴
- 仏教徒のビルマ族が過半数を占めるミャンマーにおいて、キリスト教徒のカチン族女性として生まれる。紛争の中、長兄はゲリラに身を投じ、戦死。兄との連絡役を疑われ、軍に拘束された経験を持つ。1990年から7年間タイ・バンコクに滞在し、カチン独立機構人道支援部門のプログラム・オフィサーとして、国境地帯の少数民族の所得創出のため職業訓練学校や、幼稚園の設置・運営に尽力。’97年帰国し、軍事政権下のヤンゴンにおいてNGO組織“メッタ(慈愛)開発財団”を設立し、国軍と少数民族武装組織の戦闘を逃れた国内避難民、国境の難民らの支援を行う。学校運営、衛生環境改善、天災被害の救援などに携わり、60万人がその恩恵を受けたといわれる。2011年9月所長職を辞任。2013年アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞を受賞。2014年国際交流基金の招きで初来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報