改訂新版 世界大百科事典 「ラーンチー」の意味・わかりやすい解説 ラーンチーRānchī インド北東部,ジャールカンド州の州都。人口84万7093(2001)。チョタ・ナーグプル高原上の標高約650mの交通の要地にあり,英領時代には保養地またビハール州の夏の州都であった。インド独立後,同高原の豊富な鉱産資源をもとに成立した重工業地帯の一郭を構成する。インド有数の総合機械工場のほか,紡績,薬品,鉄鋼などの工業が立地する。東方約50kmには埋蔵ボーキサイトをもとにアルミ製錬工場が所在する。2000年ビハール州南部がジャールカンド州として分離したのに伴い,その州都となった。執筆者:応地 利明 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラーンチー」の意味・わかりやすい解説 ラーンチーRānchī インド北東部,ビハール州南部の鉱工業都市。ラーンチー県の行政庁所在地。チョタナーグプル高原の東部,ラーンチー高原の標高 660mに位置。同国一の豊かな鉱物資源に恵まれたチョタナーグプル高原を控え,独立後,重工業都市として発展。特に 1960年代からは石炭公社やヒンドゥスタン鉄鋼会社が進出し,機関車をはじめ大型機械を生産。綿花,茶の取引と絹織物の生産も行われる。ラーンチー大学があり,チョタナーグプル地方の教育,研究の中心地。人口 59万 8498 (1991) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by