リアルタイムシステム(読み)りあるたいむしすてむ(その他表記)real‐time system

日本大百科全書(ニッポニカ) 「リアルタイムシステム」の意味・わかりやすい解説

リアルタイムシステム
りあるたいむしすてむ
real‐time system

窓口業務とか化学工程といったコンピュータシステム外側にある別の処理と関係をもちながら、その処理が必要とする時間的要件に従ってデータをコンピュータで処理するシステム端末装置とか、センサーとか、調節弁などを制御する装置とコンピュータとが回線で結ばれた形態をとる。端末などが遠隔地あるいは広範な地域に配置されているものはオンラインリアルタイムシステムon‐line real‐time systemという。鉄道航空の座席予約システムとか銀行の窓口業務や現金自動預金支払機などはその例である。時間的要件が厳しいシステムをハードリアルタイムシステム、時間的要件が比較的厳しくないシステムをソフトリアルタイムシステムという。

[土居範久]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む